【一冊でHTML/CSS/JavaScriptの開発技術が学べる!】
本書はフロントエンドの技術を俯瞰し、「エンジニアが共通して知っておくべき技術はなにか」、「(多種多様なエンジニアにとって)どの分野にフォーカスしてスキルアップを目指すべきか」を示すことを目的としています。開発現場でのワークフローを疑似体験したり、各種技術の概要とコードに触れることで理解の促進を目指します。
「フロントエンド技術は移り変わりが激しい」と言われてきました。しかし、その状況は変わりつつあります。2010年代はHTML5やECMAScript 2015の過渡期にあり、フロントエンドの技術は大きく変化しました。現在は、ツールやフレームワークの変化はあれど、開発における基本的な考え方はそれほど変化していません。成熟したフロントエンドの技術を、本書を通してこのタイミングでキャッチアップしてほしいと考えています。
また、「未経験のエンジニアにとって、フロントエンド業界に入ったときに学んでほしいこと」をこの一冊で網羅できることを筆者は裏テーマとして設定しました。初心者の方も、すでに業界で取り組んでいるエンジニアの方にとっても、知識のボトムアップに繋がる一冊を目指します。
■こんな方におすすめ
・フロントエンド開発にこれから携わりたい方
・フロントエンド開発に携わって1〜2年の方
・Webサイト制作に携わっていて、フロントエンド全般について知りたい方
・Webサイト制作、Webアプリケーション開発それぞれの知識や違いを知りたい方
■目次
第1章 フロントエンド開発の全体像
──1.1 フロントエンドとは何か
──1.2 制作・開発の進め方
──1.3 HTMLとCSSとJavaScript
第2章 フロントエンド開発環境を用意しよう
──2.1 Node.jsの使い方
──2.2 Node.jsの役割
──2.3 エディタ・IDE
──2.4 開発環境の導入方法
第3章 現場の開発を体験してみよう
──3.1 実践!フロントエンド開発
第4章 標準仕様の動向
──4.1 Web標準の仕様
──4.2 ブラウザの互換性
第5章 より良い開発のための次の一歩
──5.1 JavaScriptフレームワーク
──5.2 CSSの周辺技術
──5.3 CSSフレームワーク
──5.4 TypeScript.
──5.5 Web API
──5.6 オールインワンなフレームワーク
──5.7 WebGL
第6章 品質を向上させるための取り組み
──6.1 デザインツールと画像形式
──6.2 アクセシビリティ
──6.3 Webブラウザの開発者ツール
──6.4 Lighthouse
──6.5 コード品質の向上
──6.6 テスト
──6.7 CI/CD
──6.8 セキュリティ
■著者プロフィール
池田 泰延(いけだ やすのぶ):株式会社ICS代表。筑波大学非常勤講師。ICS MEDIA編集長。テクニカルディレクターとして、ウェブのフロントエンドの開発を行う。得意分野はWebGLやデータビジュアライゼーション。
西原 翼(にしはら つばさ):株式会社ICSのインタラクションデザイナー。建築関係からスクールを経てWeb業界に転身する。企業のコーポレートサイトからWebアプリまで幅広く携わる。CSSでの表現の可能性を探っている。
松本 ゆき(まつもと ゆき):株式会社ICS ICSフロントエンドエンジニア。SIerでのJava Webシステムの企画開発からUXコンサルタントを経て、フロントエンドエンジニアに転身。新しいアイデアを企画段階からプロトタイピングしていくことが得意。